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電界医療機器とは

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電界医療機器とは?

電界医療機器の特徴

電界医療機器とは?

電界医療機器は、「電位治療器」とも呼ばれる物理療法機器です。物理療法機器は、病院のリハビリテーション室に置いてある温熱治療器や低周波治療器などで、さまざまな医療現場で使用されています。

電界医療機器が他の物理療法機器と違うところは、他の機器が肩、膝、腰など身体の一部分に、力、磁気、温熱、電流等の物理的エネルギーを与えて、その部分の血行促進や痛みの緩和等を図るのに対して、電界医療機器は微小な電気的エネルギーを全身に与えて、身体の自律神経系や内分泌系などの調整中枢(視床下部等)を揺り動かし、全身的な生体恒常性を維持しようとする点にあります。

健康診断の時によく行われる血液検査の結果は、この生体恒常性がうまく保たれているかどうかを判断するバロメーター(指標)になります。もし、生体恒常性が正常に保たれていれば、検査結果はいわゆる基準値(正常値)に入ってきます。

例えば、血液中のカルシウムの基準値は8.4~10.2mg/dl(血液100ccの中にカルシウムが0.0084g~0.0102g含まれている)です。カルシウムは、神経伝導、筋肉の収縮、血液の凝固等に重要な役割を担っていますが、この血液中のカルシウムはパラソルモンというホルモンにより増加し、カルシトニンというホルモンにより減少するように調節されます。

これらのホルモンは、内分泌系を始めとする身体システムが適切に働くことにより、バランス良く分泌され、結果として血液中のカルシウムが基準値に収まるようになります。

このように、電界医療機器により、生体恒常性が正常に回復してくれば、そのバロメーターである血液の状態も正常値に戻ってくる可能性があります。

電界医療機器の原理

電界医療機器は、身体を電気的に絶縁した状態で、電圧交流電位を与え(電流はほとんど流れませんので、ピリピリするような刺激はありません)、身体周囲に電界(電場ともいう、電気による力の働く空間)を発生させて、その電界が身体に与える電気一生体作用を利用した物理療法機器です。

電界は地球上の重力と同じように、眼には見えませんが、電界医療機器にかかった時には、電界が身体に作用しているのです。

電界の身体への作用

電界医療機器が発生する、50又は60Hzの極超低周波数の電界による生体への作用としては、WHO(World Health Organization:世界保健機関)などの論文から、次の2つがあると言われております。
①体表面に作用する電界による、体表面の感覚受容器への刺激作用
②体表面の電界により身体内に誘導される電流による、細胞レベルからの作用

(1) 体表面の感覚受容器への刺激作用
体表面、(皮膚)には、さまざまな感覚受容器と呼ばれるセンサーがあり、触・圧覚・振動、温度、痛みなどの外界の物理的情報を捉えて脳へ伝えます。
この電界による感覚情報は、最終的に脳の視床下部という、身体の自律神経系(身体のさまざまな生理機能を、神経を介して無意識のうちにコントロールしている)及び内分泌系(同様に、ホルモンという物質を血中に放出することにより、生理機能を無意識のうちにコントロールしている)の中枢(コントロールセンター)を揺り動かし、生体恒常性を維持する様に作用します。
聖マリアンナ医科大学で実施したコルチコステロン(別名「ストレスホルモン」と言われ、ストレスがかかると多く分泌される副腎皮質ホルモン)の血中濃度変化に関する実験結果では、ラットを電界医療機器(7000V)に15分間かけましたが、その後、数時間に渡ってコルチコステロンは低下し、24時間後には又、ほぼ元に復帰しています。このことは、電界によって内分泌的な静穏作用が生じ、ストレスの抑制が行われていると推察できます。

(2) 誘導電流による作用
身体内に誘導された微小(マイクロ)電流は、全身の細胞に作用します。さまざまな論文によると、この微小電流により細胞膜の物質透過性(細胞に出入りする物質の細胞膜での通り易さ)が変化したり、細胞内のミトコンドリア(細胞のためのエネルギーATPを作る)のATPの産生に影響を与えるとされています。その結果、細胞や組織の新陳代謝が図られ、凝りや痛みの緩和がなされることになります。

電界医療機器の効能・効果

電界医療機器は、身体の生体恒常性を維持するように働き、頭痛、肩凝り、不眠症、慢性便秘の不定愁訴に効果・効能があります。
但し、電界医療機器は薬のように直接的に生体機能へ作用するのではなく、使用者自身の自然治癒力を介して作用しますので、効能・効果の現れ方はその人の体質、生活習慣(栄養、運動、休養など)により異なります。

この効能・効果については、次のように、聖マリアンナ医科大学等で動物を使ったさまざまな実験が行われました(動物実験は、精神的要素が治癒力に影響を及ぼし易いヒトを対象とした臨床試験に較べ、純粋に治療器のみによる効能・効果が検証できます。)

①高電圧家庭用電界医療機器の脳波に及ばす影響
ラットが電界医療機器の電界照射により、覚醒から睡眠に移行し易くなっており、これは不眠症に対する有効性を示唆しているものと考える。

②高電圧家庭用電界医療機器のラットにおける糞排出量に及ぼす影響
正常ラットでは変化がないが、慢性便秘モデルでは、糞排出量は有意に増加した。これは、慢性的便秘に対する有効性を示唆しているものと考える。

③雌雄の成熟ラット及び老化ラットの最大血圧に及ぼす家庭用電界医療機器の影響に関する研究
5日間(15分/日)の電界暴露前後で最大血圧の有意な低下を示した個体が多数あった。

④高電圧家庭用電界医療機器の高血圧自然発症ラットにおける血圧等に及ぼす影響
高血圧自然発症ラットの血圧降下が惹起されることが明らかになった。しかし、交感神経系や副腎への活動抑制は惹起されていないと考えられる。

⑤高電圧家庭用電界医療機器の高血圧自然発症ラットにおける血液レオロジー(赤血球変形能)に及ぼす影響
フリーラジカル(活性酸素)を発生させ、赤血球膜に溶血変化を引起すAAPH処置をしたラットの場合は、電界暴露により赤血球変形能が正常な状態まで回復することが明らかになった。

また、さまざまな臨床実験を中国の北京大学医学部、上海市第一民医院等で実施しています。例えば、次のような臨床実験を行い、その結果はそれぞれ関連の学会に発表されています。

①電界医療機器の肢体疼痛に対する効果と安全性
肩凝り、腰・下肢痛、股関節痛、踵骨・骨棘痛に関しては治癒率33.3%、有効率96.7%であった。又、治療初期、2名に通電反応が出た。

②電界医療機器の神経衰弱症及び頚性眩暈に対する治療効果
有効率84%.又、頚動脈血流量も大幅に改善した。電界治療器により、微細血管の拡張、血液循環の促進が行われる為、結果として血管痙攣の解除と脳組織の栄養状態の改善が図られ、脳血流不足とそれによる眩暈が軽減或は消滅すると考えられる。

③電界医療機器の高血圧患者に対する治療効果及び安全性
平均20回(1時間/回)の治療で、血圧改善48%、不定愁訴のみ改善38%、無効14%。又、血漿粘度と全血ずり応録力粘度がいずれも有意に下がった。

④電界医療機器のⅡ型当脳病患者に対する影響について
電界医療機器を使用したグループは対象グループと比較して、空腹時血糖値、トリグリセリド(中性脂肪)、血沈、血液ずり応力粘度が有意に下がった。但し、血清インシュリン値では有意差が見られなかった。

⑤過敏性腸症候群に対する電界医療機器・鍼併用治療の効果とメカニズム
過敏性腸症候群は免疫機能の乱れが大きく関わっているが、電界医療機器・鍼併用の治療を行なった結果、血清IgMが明らかに下がり、リンパ球の異常も正常値近くまで改善された。

電界医療機器の安全性

(1)安全性試験
安全性についても、さまざまな角度から研究されていますが、いずれも高い安全性が確認されています。その一つは医薬品開発の際実施する厳密な管理基準(GLP:Good
Laboratory Practice)に基づいた、次の2つの安全性試験です。

①亜急性毒性試験
雌雄24匹のラットを使用し、10,000Vの電界を毎日1回15分間、13週間に渡って反復暴露し、対象群(電界暴露をしない)との生物・医学的な相違を分析した。その結果、体重変化、血液検査、解剖学的検査等において、対象群との差異はなかった。

②一世代生殖毒性試験
雌雄58匹のラットを使用し、10,000Vの電界を毎日1回15分間、雌雄交配前からその後の妊娠及び授乳期間中に渡って反復暴露し、親の生殖能ならびに次世代児の成長に及ぼす影響について検討した。その結果、雌雄の生殖能、雌の受胎能及び妊娠・分娩期間、出生児の奇形及び身体的発達のすべてについて、対象群との差異はなかった。

以上のことから、ラットに10,000Vの電界医療機器をかけても、何ら毒性的影響を及ぼすものではないことが判明しました。

(2)電磁波について
昨今、電磁波の健康への影響について、多くのマスメディアが取り上げ、特に米国を中心に一時社会的懸念が高まりました。しかし、米国政府は1993年から6年間にわたり大規模な研究プロジェクト(RAPID計画)を実施し、1999年6月、「日常生活において電磁界の暴露が、何らかの健康リスクを惹起するということを示す科学的証拠は弱い」とする結論を公表しました。

ひと口に電磁波といっても、電界医療機器に利用されている50/60Hzの超低周波、電波として利用する中派、短派、超短派など、さらに赤外線、可視光線、紫外線、X派、γ線など、周波数の違いのより極めて広い範囲に渡っています。

50/60Hzの電磁波の強さは、日常生活において使用する家庭用電化製品の電子レンジ、掃除機、携帯電話が約200mG(ミリガウス)、テレビ、ステレオが約20mG、アイロン、FAXが約3mGであるのに対し、電界医療機器から放出される電磁波は5~15mG(ミリガウス)です。電界医療機器は高電圧を発生しますが、電流は極めて少ししか流れませんので、このような数値になっています。従って、電界医療機器からは家庭用電化製品とで同程度の電磁波の影響は受けると言えるでしょう。

電界医療機器の使用上の注意事項

(1)電界医療機器を使用できない人
次のような人は、電界医療機器にかかることができません。
①ペースメーカーなどの医療用電子機器を埋め込み、又は携帯している方
②発熱性、出血性などの急性疾患の方
③悪性腫瘍、妊娠中毒症等で体力の弱った方
④その他重篤と思われる疾患・症状の方

(2)通電反応について
電界医療機器を初めて使用される際の身体状況の変化として、頭痛、だるさ、かゆみ等の症状が現れる方がいます。このような症状は、「通電反応」と言い、体質、体調、生活習慣(食時等)などの違いにより、その程度は異なりますが、通常は1週間以内にそれらの症状はなくなります。

このような場合、使用時間を短くしたり、電圧を下げたり、或は1~2日使用を中断するかして、症状がでない範囲で使用して下さい。

但し、症状が酷かったり、長く続く場合には、「通電反応」ではなく、重篤な疾患の兆候であることも考えられますので、至急、医師の診断を仰ぐことをお薦めします。

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